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空を目指したトビウサギ

キバリです。更新は気が向けば。過去は二次創作東方話を書いていました。今は雑談多め。多分。

リレー小説 ⅩⅣ

※これはつらね、わんころ、キバリの三人で行っているリレー小説です。

十三話→リレー小説 ⅩⅢ - 犬小屋という名の倉庫

 

 

「ねぇ、」メディスンが小さな声で聞いた。

森の小道。アンデッドとの戦いが一旦終わり、一行はゴールへと歩いていた。

四人は戦いで大分傷ついていた。

「結局、よーむは何者だったの?」

いきなり襲ってきた妖夢鈴仙は『影の部分』と言っていたが、具体的な正体は分かっていなかった。

「そうですね…何故襲ってきたのか、何故何も話してくれなかったのか、色々と謎ですもんねぇ…」

鈴仙は困ったように笑った。流石にそこまで分からないらしい。

「うーん…あれが黒幕?じゃないような気がするんだけどなー…」

妹紅は空を見て呟いた。そこには丸い丸い満月。

その瞬間、妹紅は閃いた。

「けーね!歴史だよ歴史!」「は?」いきなり話を振られて驚く慧音。

「今は満月の晩。幻想郷の全ての知識を持っている慧音のその能力を使えば正体がわかるんじゃないかな!!」

「…成程。よく思いついたな」慧音は微笑み、妹紅の頭を撫でた。嬉しそうな妹紅。

「―…確かに、そう認識すれば恋人に見えますね。」「「っ!!」」

じーっとその様子を見つめていた鈴仙の一言。二人は体を震わせた。

「じ、じゃあ、歴史を見てみるぞ、」慧音はそう言うと目を閉じ、呪文を呟き始めた。

すると何もない所から巻物のようなものが出てきた。召喚したのだ。

例えるなら、某寺に住む住職がもつ、カラフルな巻物のようなものに近い。

その巻物はどんどん広げられていくと、まるで巨大な竜巻のように渦を巻き、慧音の周りを囲んだ。

慧音は一切手を触れず、妖夢のことに関する歴史を探すように手をかざし始めた。

いきなり始まった幻想的な術に、ただ見とれる三人。

「これ、いつもやってるんですか?」鈴仙は妹紅に聞いた。

「いや、やってないね。たまに大規模な歴史操作をする時に、竹林の奥とかでやってるよ。」

「先生、カッコイイ…!!」メディスンは感動の声を上げた。

しばらく慧音の術は展開されていたが、やがて何もなかったかのように消え、慧音は目を開いた。

「先生、どうだった??」メディスンはすぐに慧音の元に駆け寄り、尋ねた。

すると慧音は真剣な眼差しで答えた。

「ああ。わかったぞ。今から全て話す。」

鈴仙も、妹紅も慧音に近寄り、話を聞く体勢をとった。

「私たちを襲ってきた妖夢。あれは鈴仙が言っていたように妖夢の影の部分から生まれたものだった。」

「影って…具体的にどこですか?」

「それは…心だ。『半霊』の、な」

「はんれい?」メディスンは首を傾げる。

「そう、妖夢のもうひとつの体だ。なのに、私たちは人間の部分を見てばかりっだった。自分も妖夢の一部なのに、見てもらえない。その妬みにも似た思いが募りに募り、人間の妖夢の姿となって存在を知らしめるために私たちを襲った。…という訳っだったのだが、メディスン、理解できたか?」

「…う、うん!大体分かった!!大丈夫!」メディスンは勢いよく首を縦に振った。

「にしても半霊がそういう思いを抱いていたとはな…」妹紅は腕を組んだ。

そもそも半霊に意志があったのか、そこから驚いていた。

人間の体をしていようが、幽霊の体をしていようが、妖夢の体なのだ。

「今回の肝試しは、これが目的かー…じゃあ、」

妹紅は腕を下ろすと、三人の前に出た。

「ゴールへ早く行って、妖夢を取り戻そう!」

妖夢だって、このままじゃ嫌だと思う。存在を知って欲しくて、暴れて、苦しんで。

その足掻きから、早く開放してあげなきゃ!

「…うん!そうだね!皆で、笑顔でゴールしたい!勿論、よーむも!!」

メディスンも、前に出た。

「そうだな」「一刻も早く」

「「「「助けなきゃ!!」」」」

妹紅、メディスン、鈴仙そして慧音。四人は仲良く並んで再び歩き始めた。

満月の下、突然始まった肝試し。その果てには何が待つというのか。

「妹紅、そっちに行ったぞ!」「うん、任せて!」

鈴仙さんいっくよー!!」「はーい了解でーす!」

妖夢を倒しても戦いは続いていた。

アンデッド達は進むたびに現れ、四人に襲いかかってきた。

しかし、四人が後れをとることはなく、どんどん倒していった。

倒して、進む、倒して、進む。この繰り返しに、四人は体力を段々と消耗していった。

「いったい何体いるの!?これじゃキリがない!」

「そうだな。そろそろ危ないかもしれん」

一度に現れる数は少ないが、倒れにくい敵に弾を撃ちながら相談した。

「先生、それこそ『歴史操作』じゃないの?」

メディスンは相手の動きを鈍らせる霧を出しながら言った。

慧音はその言葉の意味をすぐに理解し、「ああ、そうだな」と頷いた。

「貴様ら、悪い敵を持ったな!今宵は満月!!貴様らの存在を『無かったこと』にしてやる!!」

慧音は叫ぶと再び巻物を召喚し、大きく広げた。そして愛用の筆も召喚すると、力強い字でこう書いた。

《妖怪の山にいるアンデッド、及び弱小の怨霊の類全てを浄化、退治した》

最後の『た』の字を書き終えると、目の前にいたアンデッドがスーっと消えた。

否、消えたのはここだけではない。

妖怪の山に漂っていたアンデッド、全てが『無かったこと』になった。

「けーねカッコイイ!!」妹紅は悠然と佇む慧音に抱きついた。

「ありがとう。これで穣子達も大丈夫だろう」

「え、穣子?」

「ああ。恐らく向こうも私たちと同じように襲われていると思う。だからまとわりつく者全てを消し、黒幕に集中できるようになった」

「…妖夢?」

「そういうことだ。…ところで」慧音は後ろから抱きついている妹紅の方を向いた。

「どさくさに紛れて、尻尾と胸を撫でるな。頭突きするぞ」

「…ヤダ」

妹紅は慧音の後頭部に顔をうずめ、その豊満な慧音の胸を揉み始めた。すると、

ガォン

慧音は後頭部で頭突きした。通称『逆頭突き』だ。

妹紅はそのまま仰向けに倒れた。

「…あの二人、いつもあんな風に乳繰り合ってるんですか?」

「ちくりん?でも先生ともこーさんいつもあんな風なこといっぱいしてるよ~」

鈴仙は戦場で何してるんだか、と只々呆れるだけだった。

 

2462文字!凄い!イチャラブで終わった!

 

あと雑記↓

みんなまだ戦ってるからなんとか引き延ばしてみた。設定とか、大丈夫かなー…

鈴仙リア充もこけね知っちゃったからもう我慢しなくてもいいぞヒャッホウ!ってなった。

今回はけーね先生大活躍!歴史操作って便利だね!

妖夢は無かったことにしてないよ!安心してね!うよってる奴らだけだよ!

つらねちゃん次4649!忘れないでね!((←

 

四人の状況。(わんころりんが書いてたから)

鈴仙

特に目立った傷なし。

強いて言うなら妹紅の火の玉にかすってスカートの裾がかなり焦げてる。中が見えちゃう!

まさかのこのグループ内の常識人に。

最初のおどかせるのにうきうきしてたうどんちゃんはどこへ…。

メディ

アンデッドの戦いで右腕を噛まれた。でも命に関わる傷ではない。

唯一もこけねの関係を知っていた可愛らしい癒しだったが、いつの間にかどんどん言いふらしてる子に。慧音先生、早めに教育を!

慧音

左足の脹脛がざっくりと切れている。包帯で処理してあるので、歩くのには問題なさそう。

後、服の裾あたりがちょっとボロボロに。スカート長いから、しょうがないね!

け も の の ち が さ わ い で い る ぞ ! き を つ け ろ !

妹紅

髪がショートヘアに。男みt(ヴぉるけいの)

首に大きな傷が。すぐ治る。後、血まみれナンバーワン。シャツが真っ赤だ!

所構わず慧音とイチャっていたいそう。けしからん、もっとやれ

 

ではそろそろこの辺で。