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空を目指したトビウサギ

キバリです。更新は気が向けば。過去は二次創作東方話を書いていました。今は雑談多め。多分。

妹紅の聖夜大作戦!!

※とてつもなくラブラブチュッチュです。

いつも通りもこけーね!

 

~序

 

12月下旬。人里は新年に向けて忙しくなる時期だ。

もちろん、それは上白沢宅も例外ではなかった。

「けーねーいつになったら寝るn…って、また机で寝てるー!!」

慧音を抱っこし、寝室まで運ぶ妹紅。最近、徹夜続きでぐったりしている慧音だが、だからと言って、仕事をしないわけにはいかず、ほぼ毎晩こうして妹紅に運ばれるのであった。

年末のまとめ、寺子屋の通知表作成、学期末テストの丸付け…慧音にとって、一番忙しい時なのかもしれない。

妹紅も手伝ってはいるものの、量が尋常じゃなかった。よくこんな量をやろうと思うんだろう、と妹紅は思った。

慧音を寝室に運び終えると、妹紅も布団に入り、眠りについた。

次の日。妹紅が起きると、もう慧音は寺子屋に行っていた。

その内過労で倒れてしまうのではないか、と妹紅は内心心配しながらも、慧音が用意してくれた朝食を食べ、服を着、里の見回りに出かけた。

 

「そういえば、明日は『くりすます』かぁ…。」妹紅は曇りの空を見上げ、呟いた。

昔にはなかったイベントが、最近入り始めている幻想郷。この前の『ハロウィン』もそうだった。

妹紅が聞いた話では、『クリスマス』は聖なる日を祝い、宴をして楽しむ日、らしい。

さらには、クリスマスの前夜、つまり今夜に『サンタクロース』と言う人物が家に来て、何か素敵なものをくれるという夢のようなことも起こるらしい。

妹紅は視線を戻し、歩き出そうとした時。

「メェリィイイイイイクッリスッマスゥウウウウウ!!」

後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。振り返ると、そこには赤い服を着て、赤い帽子を被ったリリー(黒)が陽気に飛んでいた。

妹紅はリリーに声をかけた。リリーは妹紅に気がつき、ふわっと舞い降りた。

「どうしたのリリー?そんなに浮かれて。」

「ん?ああ、冬なのにまるで春の陽気に包まれているみたいな空気だったので。さすが、リア充浮かれるクリスマス!って感じだな!」

「へ?」

浮かれるのは分かるけれど、どうしてリア充なのだろうか。妹紅は思ったことをそのままリリーに聞いた。そうしたら、

「エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!?」ものすごい驚かれた。

「て、てっきりもう慧音とラブラブチュッチュする予定だろうと思ってたけど…まさか、クリスマスっていうもの知らないの?」

「知らないって訳じゃないけど…楽しいものなんだろうなーってくらいしか…。」

「よろしい、ならば私がリア充クリスマスを教えてやろう!!」

リリーは腕組をし、妹紅に告げた。

「リア充は聖なる夜に一緒になるんだ!!」

「は?」

「一般的に愛の告白とか、求婚とかをするな。まぁ…しなかったとしても、デートとかしたり、『サンタクロース』になって相手に何かプレゼントしたり…とかね?」

「へぇ…」

「だからもこたん!お前が『サンタクロース』になるのだ!そして慧音にご褒美をあげなさい!!」

「!」そのリリーの提案は妹紅の心に火を付けた。愛という名の炎を。

「うん!分かった!『サンタクロース』になるよ!!」

拳をグッと握り締める妹紅。それを見たリリーはうんうんと頷き、あるものを取り出した。

それは、リリーの着ているものよりも、大きめの同じ赤い服だった。帽子もあった。

「さあ、いけもこサンタ!!今年のクリスマスをいいものにするんだ!!」

「おー!!」

気合十分。リリーは「私に出来ることはもうやったからじゃあね~」といってどこかに飛んでいった。

実は妹紅に会うために人里に訪れたらしい。妹紅はリリーに感謝し、里の見回りを再開した。

 

 ~プレゼントは?

 

「この前マフラー贈ったし、また何かあげたらけーね遠慮しそうだなー…。」

そんなことをぼやきながら里を回る。

何を贈ろうか? 愛?指輪?婚約…はまだしないし…。

妹紅が悩んでいると、向こうの方から威勢のいい声が聞こえた。

その場所に行ってみると、わずかながら人だかりができていた。洋菓子店だった。

「さぁさ、どうぞ見てって!クリスマス限定のケーキだよ~!!今ならラッピングも無料でやってるよ!」

…けーき?

妹紅はあっ、と声を上げた。

「ケーキならいけるかもしれない!!」と言い、ダッシュで竹林の方向へ走っていった。

「ケーキの作り方?」

妹紅が訪れたのはいつもの集合場所、永遠亭。

妹紅は入って最初に出会った輝夜にケーキの作り方を聞いた。

「ああ、それなら永琳が知ってるはずよ、えーりぃいん!!」

輝夜が呼ぶと、永琳は光の速さで飛んできた。

妹紅が事情を永琳に話すと永琳はくすりと笑った。

「明日はクリスマスだものね。未来の愛妻にでも贈るんでしょう?」

「うん!!」永琳は冗談で言ったつもりだったのに笑顔で肯定され、若干驚いた。

「分かったわ。今から一緒にケーキを作りましょう?」「やったー!!」

永琳は妹紅を台所へ案内した。

 

「暇だし、私もついていこうっと。」

永琳が材料を用意している間に、妹紅はどんなケーキを作ろうか考えていた。

そして、永琳に提案した。

「永琳、大豆を使ったケーキって作れる?」

「え?えぇ、作れるけど…何故?」

「慧音は大豆が好きだから…毎日豆乳飲んでるんだよ!」

「あら、そうだったの。じゃあ大豆ケーキを作りましょうか。」「うん!!」

その時、永琳の心は別の事を考えていた。

…豆乳は、とても体と心にいいものとされている。

それに、女性ホルモンと同じ働きをする大豆イソフラボンが入っていている。

もしかしたらあの子の胸が大きく見えるのも…

えーりん?手が止まってるわよ?大丈夫??」

輝夜に声をかけられ我に返る永琳。妹紅はもうスタンバイしていた。

永琳は笑顔で「大丈夫よ」と言うと、大豆が入った袋を持ち、妹紅の前に置いた。

「「「できたーっ!!」」」

三人の声が重なる。作り始めて数刻後、ケーキが完成した。

一人で食べられるほどの、プチケーキだ。

永琳の教え方はとてもうまく、綺麗に作ることができた。

妹紅が紙の箱にしまおうとすると永琳が止めた。

「妹紅、せっかく愛妻に贈るクリスマスプレゼントなんだから、何かこれに書いたらどうかしら?」

妹紅は「おおー!!」と声を上げ、永琳がいつの間にか持っていたチョコが入っている絞り袋を受け取り、ケーキの中心に何か描き出した。

―――その時、永琳が妖しい笑みを浮かべている事に妹紅は気がつかなかった。

妹紅は描き終えると箱にしまい、永琳にお礼を言い、永遠亭を出た。

笑顔で見送る永琳の横には、輝夜もいた。彼女は永琳に尋ねた。

「ねえ、永琳。あなた何か企んでない?」「…ご想像にお任せしますわ♪」

もうあたりはすっかり暗くなっていた。

 

~お届け!

その頃人里の上白沢宅。寺子屋の仕事や里のまとめも一段落し、慧音はコタツに入ってのんびりしていた。

「…それにしても、妹紅遅いなぁ…。」

慧音は窓の外を見た。下弦間近の月が出ていた。こたつの上に置いてある蜜柑を取ろうとした時、玄関の扉が開く音がした。

妹紅が帰ってきたのだろう、そう思った慧音はコタツに入ったまま「おかえりなさーい」と言った。

すると、元気な声が返ってきた。

「メリィイイクリスマスー!!」

慧音の前に、サンタクロースの格好をした妹紅が現れた。

慧音は、その妹紅の格好に驚いた。妹紅は続けていった。

「毎日お仕事お疲れ様!!頑張ったけーねちゃんに、もこサンタからプレゼントだよ~!」

妹紅は慧音の目の前に箱を置いた。

驚きつつも慧音は箱を開けた。そして、中のケーキを見ると笑顔になった。

ケーキには『けーね♡もこう』とチョコで書かれていた。

「妹紅が作ったのか?」「うん!永琳に教わりながら、ね!」

「そうか。…早速食べていいか?」「勿論!!早く早く!!」

慧音は戸棚からフォークを出し、「いただきます」と短く言うとケーキを割り、口に入れた。

「…どう?」妹紅はワクワクしながら慧音の瞳を覗いた。慧音は微笑み、答えた。

「うん!甘さもちょうど良くて、とっても美味しいよ。ありがとう、妹紅!!」

「どういたしまして!」妹紅は慧音に笑顔で抱きついた。

 

~…おや?

 

その後、慧音は美味しそうにケーキを食べた。妹紅にも一口あげようとしたが、

「けーねが全部食べていいよ!」と言われたので慧音が一人でケーキを完食した。

そして夕食を食べ終え、ゆったりとした時間を過ごす……はずだった。

妹紅がお茶を飲みがら新聞を読んでいると、突然、台所の方から大きな物音がした。

妹紅が慌てて見に行くと、慧音が床に座り込んでいた。

「けーね?どうしたの??」妹紅は慧音の顔を覗き込んだ。

慧音は「も、もこ…」と苦しそうに返事をした。

もしかしたら体調を崩してしまったのかもしれない、そう思った妹紅は慧音を寝室に連れて行こうとしたその時。

慧音がグッと妹紅の頬を両手で持ち、無理やり唇を奪った。

突然の事に驚いた妹紅は目を見開き、慌てて顔を引き剥がした。

「え、ちょっとけーね?!」

「す、すまない…急に…その…したくなって…」

妹紅は慧音の発言にものすごく驚き、戸惑った。

(え、何?!急に発情でもしちゃった!?で、でも今まで発情したのってハクタクの時だし…やだ、ノーマルけーねが積極的!?)

妹紅の心の中はパニックを起こしていた。

さらに、慧音は頬を赤く染め、言った。

 「な、何か不思議なんだ…体が火照って、胸が苦しくなって…それに…」

『妹紅を見ると、キスをしたくなるんだ。』

その瞬間、慧音は再び妹紅の唇を奪った。合わせるだけでなく、舌も絡めてきた。

妹紅も、まだ戸惑いつつも同じように舌を絡めた。

唾液が混ざる音が、より二人を興奮させた。

「ん…け、ねぇ…ちゅ…大好、きぃ…」「もこ…ちゅく…愛、して…る…んんっ…」

そのまま二人は甘い時間へと入っていった。

 

~終

 

翌日、妹紅は永遠亭を訪れていた。

「…永琳」

「何かしら?」

「あのチョコ…何か仕組んでないか?」

「…強力な媚薬と、大好きな人にキスをしたくなる『接吻薬』のブレンドですわ♡」

「をい。」妹紅は怒っているような、呆れているような顔をした。

「『昨晩はお楽しみでしたね♪』」永琳は笑顔で言った。

「…。」

妹紅は静かに帰った。永琳も止めなかった。

その後、上白沢宅。

「…けーねー」「何だー?」

 

「『クリスマスデート』しない?」

 

今日も甘い一日になりそうだ。

 

☆*::*:☆MerryXmas☆:*::*☆

 

 

な、長かった…!!

コメ返し。

わんころ>>

だってそろそろ倒さんと…ダミーのダミーですし…((

もこたんは死に慣れてるんです(棒)

バレちゃったよ!多分!結婚式は…うん、まだ先!!

キバリンも次の話考えよーっと。

つらね>>

もこたんに頑張ったで賞をあげましょう!

メディちゃんはいつも可愛いよ!!究極の癒し!!癒しを作る程度の能力。((

続き楽しみにしてるZE★

 

次こそメディ慧…かな?(オイ