空を目指したトビウサギ

キバリです。更新は気が向けば。過去は二次創作東方話を書いていました。今は雑談多め。多分。

リレー小説 Ⅺ

※これはつらね、わんころ、キバリの三人で行っているリレー小説です。

第十話→リレー小説 Ⅹ - 犬小屋への迷い人

 

注意:若干グロテスクです。

 

 

妹紅と妖夢の死闘は続いていた。

例え即死の攻撃を受けても復活する妹紅にとっては、この戦いなど輝夜との殺し合いより楽だと思っていた。

しかし、愛しい慧音が巻き込まれ、キレてしまった妹紅は本気モードへ…。

「おんどりゃああああああああああ!!」

妹紅渾身の炎が辺りを照らす。近くの木々が灰と化すのもお構いなしにどんどん妖夢に炎をぶつけていく。

妖夢は炎に身をかすめながらも、ギリギリで避けていった。

再び始まった攻防は、どちらとも同じように傷をつけていった。

妖夢は服が焦げ、妹紅は髪や服が切れ、二人共ボロボロだった。

ここで、妖夢は不意打ちをかけることにした。

妹紅が巨大な火の玉を妖夢に投げつけた時、妖夢は火に向かって突進した。

そして刀を横に振り、火の玉を二つに裂いた。そして出来た隙間をものすごい速さで飛んできた。

「!?」妹紅はこの行動に驚き、固まってしまった。妖夢は妹紅に狙いを定め、

首を切った。

その瞬間、空に血が舞った。

紅蓮の翼が消え、地に落ちていく妹紅。妖夢はそれを追いかけた。

血だらけの地面に頭から落ちた妹紅と一緒に舞い降り、再び妹紅に刀を向けた。

と、その時。

『毒符「ポイズンブレス」!!』

妖夢は突然の声に驚き、あたりを見回した。

すると、妖夢の体が紫の霧で覆われた。

妖夢は霧を払おうと刀を構えた。しかし、刀はストン、と落ちてしまった。

それだけじゃない。体中が痺れ、動けなくなり、妖夢はその場に膝をついてしまった。

妖夢は苦しみながら、顔を上げた。すると、毒霧の中に二つ、赤く光るものが。

―――あなたは狂気に耐えられるかしら?

その声が頭の中に響いた途端、妖夢の周りに無数の虫が現れ、体を這い始めた。

妖夢は目を見開き、払おうとしたが、体が動けなかった。

叫び声は聞こえなかったが、妖夢の心は絶叫をあげた。

「これ…は?」妹紅は復活して、ゆっくりと起き上がり、呟いた。

毒霧に包まれ、身悶えする妖夢と、それをジッと見つめる鈴仙

イマイチ何が起きているのか分からなかった。

すると、メディスンが茂みから出て、妹紅に近寄った。

「もこーさん、今のうちによーむ、たおして!!」「え?」

「早く!!霧が消えないうちに!!」「…分かった。」

妹紅は妖力を手に込め、再び巨大な火の玉を作った。そして、よろめきながらもしっかり狙いを定め、

放った。

 

爆風と共に大きな音が響いた。それは、直撃したことを物語っている。

同時に霧が消え、妖夢が姿を現―――さなかった。

そう、姿が消えてしまっていたのだ。代わりに、地面に大きな穴があいていた。

「灰…になってしまったのでしょうか?」鈴仙がポツリ、と言った。

「分からん。そもそもあいつの正体がわからないんだから、火が効いたのかも分からん。」

妹紅は鈴仙の問いに答えた。そして、今度は妹紅が鈴仙に言った。

「さっきの作戦?良かったと思う。当てやすかったよ。」

「そうですか!実はあれ、慧音さんが思いついたんですよ?」

「本当か!?」妹紅は驚き、慧音がいる茂みに目を向けた。すると、慧音が茂みから出てきた。

妹紅は慧音の近くに駆け寄った。

「慧音!怪我してるんだから、休んでないと…!」

「いいや、もう歩けるぞ。心配してくれてありがとう。」慧音は優しく微笑んだ。

「よ、良かったぁ…。」妹紅はその場にへたりこんだ。

「…ところで妹紅。」「何?」慧音は妹紅の姿を見た。

地面につくほど長かった髪は、さっきまでの戦いで肩につかないくらい短くなっていた。

「その…ショートカットの髪も似合うぞ。」

「ほんと?男みたいに短くなっちゃってどうかなーとか思ってたけど…似合うなら良かった!」妹紅は短くなった髪を触りながら頬を赤く染めた。そして、

「…これなら、けーねの旦那さんみたく見えるかな…?」と照れながら言った。

それを聞いた慧音は一瞬キュン、としたが、ハッとなって妹紅の後ろを見た。

そこには、ニコニコ笑っているメディスンと、目が点になっている鈴仙が!

「慧音の…『旦那』、さん?」「わああああああっ!!」

「もしかしてお二人さん、そういう関k「うわあああああああああ!!!!」

慧音は慌てて鈴仙に弁解し、妹紅も「しまった」という顔で口をおさえている。

と、そこに追い打ちが!

「先生ともこーさんは仲良しだよ!!」「メディスゥウウウウウウンンンンン!!」

そんな様子を苦笑いで見ていた鈴仙。しかし、突然顔が険しくなり、叫んだ。

「何かがいます!!」

サッと皆の気持ちが入れ替わり、辺りを見る。すると、

唸り声と共に、死体系のアンデッドがゆっくりと出てきた。

しかも、囲まれていた。

「…どうする?」メディスンが静かに聞いた。その問いには慧音が答えた。

「こういうものは一般的に『聖なるもの』や『炎』が効くと言われている。だからそれを使えば、楽に勝てるんじゃないか?」

「聖なる、妖を倒す術と…」「炎を使う者…」

メディスンと鈴仙はゆっくりと同じ方向を向いた。二人の目線の先には妹紅が。

妹紅はニヤリと笑った。

「ったく…まさに『私に倒されたい奴ら』みたいなちょうど良さだな…よし、」

妹紅は掌に炎をのせた。そしてもう片方の手で印のようなものを切りながら術を呟く。

すると、手のひらに乗った炎が勢いを増し、青い炎となった。

「妹紅、私も加勢するからな!」慧音が剣を構え、

「私も皆さんの力になります!」鈴仙は手で銃の構えを取り、

「メディ、皆と力を合わせて早くゴールに行きたい!」メディスンが笑顔で跳ねる。

そして、四人は一斉に攻撃を開始した。

 

2295文字!三時間で書けた!!next→つらね よろしくっ!!

<思ったことー!!>

・今回はうどんちゃんとメディちゃんも参戦。

・スペカ全然使わなかった不思議。

・もこたんをショートカットにしたかtt((

鈴仙にも関係がバレ…た? な、無かったことに!!

・アンデッドの弱点がもこたんの属性(?)とピッタリ過ぎて思わず笑っちゃったw

 

次の更新はクリスマスかなー。