空を目指したトビウサギ

キバリです。更新は気が向けば。過去は二次創作東方話を書いていました。今は雑談多め。多分。

リレー小説 Ⅷ

※これはつらね、わんころ、キバリの三人で行っているリレー小説です。

第七話→リレー小説 Ⅶ - 犬小屋という名の倉庫

 

 

森の奥にどんどん進んでいく四人。怖くないように、手を繋いでいる。

「あら?何か幽霊の数減ったきましたねえ…。」鈴仙がそんな事を言う。

何故か、奥に進んでいくと、幽霊がだんだん減ってきているようだ。

そして、少し開けた所に出た。四人はそこで少し休憩をすることにした。

「慧音、大丈夫?怖くない?」妹紅が慧音の手を握って言った。

「ああ、大丈夫だ。皆がいてくれていいるから、安心できるぞ。」

「よかった…」妹紅は安心した。向こうでは、「やったー先生、メディのおかげー!!」とメディスンが嬉しそうに跳ねている。

いや、私のおかげだ!と妹紅がメディスンを威嚇したその時。

「…!何かいます!」と鈴仙が叫んだ。その途端、妹紅とメディスンは慧音を守るように立った。

周りは森。何か感じる。妖怪か、あるいは――――。

「…何だ?妙に寒気が…。」妹紅が周りを気にしながらそう呟いた時。

ザシュッ、と肉を貫く音がした。「何だ?!」と慧音が音がした方向を見ると、

「……いきなりすぎて死ぬかと思ったよ…。」

―――胸に刃物が貫通している妹紅が。

隣にいたメディスンは吃驚しすぎてしりもちをついている。

妹紅は刃を持ち、そのまま引き抜いた。辺りに飛び散る血。

そのまま刀を投げ捨てた。

「…いきなり襲い掛かるなんて、いい度胸してるじゃないか…。」

妹紅の背中に紅蓮の翼が生える。そして振り返ると―――

「…あれ…?妖夢さん…?」鈴仙が呟いた。

そう、後ろに居たのは、もう一つの刀を構えている妖夢だった。

四人は勿論妖夢を知っている。以前戦ったこともある。

しかし、何故いきなり襲ってきたのか―――

妖夢は何も喋ることなく、また妹紅に突っかかった来た。

妹紅はそれを紙一重でかわしていった。

もう胸の傷は塞がっていた。

鈴仙は動けなくなっているメディスンを抱え、茂みに避難させた。

「…あれ…?先生は…?」

慧音はいつの間にかいなくなっていた。もう避難したのか…?

妹紅は攻撃パターンが分かってきたのか、余裕の表情が出てきた。

どんどん妖夢の体力を削っていく。

やがて、妖夢はこの攻撃が無駄と分かったのか、攻撃が止まった。

妹紅はすかさず妖夢と距離をとった。と、その時。

「おりゃぁぁあああああ!!!」空から声がした。見ると、そこには古びた剣を振り下ろしている慧音が。

妖夢は危険を感じ、避ける。そしてすぐ後に、妖夢がいた場所に剣が刺さる。

慧音は地面から剣を引き抜き、すぐに構える。妖夢も、剣を構える。

「け、慧音?!」妹紅は突然の慧音の登場に驚いた。

慧音は「いいから妹紅は下がってろ。」と言うと妖夢に尋ねた。

「どうして攻撃する。悪霊にでも憑かれたのか?」

妖夢は何も答えなかった。そして、慧音に斬りかかった。

慧音は後ろに避けた。そして今度はこちらから斬りかかる。一進一退の攻防だった。

慧音はスペルカードを取り出し、

『旧史「旧秘境史 -オールドヒストリー-」!!! 』

発動した。弾幕が妖夢を襲う。

しかし、妖夢は弾幕を切って避けていった。そしてどんどん慧音との距離を縮めていき、

刀を振り下ろした。

慧音は慌ててかわすが、足に刀が刺さった。「くっ…!!」苦痛に顔が歪む。

慧音はよろけながらも後ろに跳んだが、尻をついてしまった。左足の脹脛がざっくりと切れている。

地面に滴る血。妖夢は止めを刺そうと剣先を慧音に向けた。と、その瞬間。

「慧音に何しとるんじゃあああああああ!!!」

大きな声と共に妖夢の腹に妹紅の蹴りが入った。後方に吹き飛ぶ妖夢。

「慧音、大丈夫?!」紅蓮の翼を生やした妹紅が慧音に駆け寄る。

慧音はコクリと頷いた。しかし、足が重傷である。

妹紅は、妖夢が戻ってくる前に慧音を避難させようと、慧音をお姫様抱っこした。その時。

ヒュン、と風を切る音がした。妹紅はその瞬間、地面を蹴った。

髪がパラ…と舞う。

もう、妖夢は戻ってきてしまったのだ。妹紅は咄嗟に避けたが、髪が少しだけ切れてしまった。

妹紅は咄嗟に大量の札を構えて投げ、妖夢の視界を全て札で埋め尽くした。

妖夢はすぐに札を振り払い、刀を構えた。しかし、そこに妹紅の姿は無かった。

妖夢はキョロキョロと辺りを見回した。

すると北東の方角に飛んでいく火の鳥を見つけた。

妖夢はすぐにその鳥を追いかけた。

「慧音…もう大丈夫だ…。」「妹紅、ありがとう…。」

慧音と妹紅は鈴仙達が避難していた茂みに降り立った。

そう、さっきの火の鳥は妹紅が作った囮で、その隙に逃げてきたのだ。

すぐに鈴仙に診てもらい、傷の手当てを行う。

鈴仙は常に簡単な医療道具を持っていて、すぐに慧音の傷口を塞ぐことができた。

しかし、いくら半分妖怪と言えど、そう簡単に治るわけではない。慧音はしばらく茂みに休ませることにした。

メディスンは初めて見た妹紅の紅蓮の翼に興奮している。妹紅は鈴仙に尋ねた。

「なあ、鈴仙。何で妖夢が襲ってきているか、分かるか?」

鈴仙はしばらく考えた後、こう告げた。

「私にも明確には分かりませんが、あれは妖夢さんではありません。」

「妖夢じゃ、無い…?」

「ええ、妖夢さんはあんなに禍々しい気を持っていません。恐らくあれは、妖夢さんに化けた何かか、あるいは影の部分か…。」

「影の、部分?」

「はい。分かりやすく言えば、裏の感情の塊でしょうか。それが何らかの影響で分離してしまったのかと…。」

「そうか…と言うことはあれは本物じゃないと言う事か。」

「ええ、恐らく。まぁ、これは推測ですが。」

「分かった。これでスッキリしたよ。」

妹紅は鈴仙に慧音を預け、茂みから出た。

するとちょうど、囮と気づいた妖夢が戻って来た所だった。

妖夢は妹紅の存在に気付き、刀を構えた。

妹紅は叫んだ。

「おい、妖夢じゃない何か!アンタの目的はよく分からないけど、私の大切な人たちを傷付けるなら許さない!」

『私の大切な人たちには、もう指一本触れさせない!!!』

妹紅は紅蓮の翼を大きく広げると、妖夢に突っかかっていった。

 

 

2454文字!何とか書けた!次つらね4649!

 

感想。

今回はメディちゃんはあんまり出てこなかった。と言うか怯えて動けなくて、鈴仙に保護されてました。

もこたんかっこいいを目指した。まあ、一番強いし、喧嘩っ早いし。ね?

次はもっと激しいバトルを書きたいなあ。

 

コメ返し。

ジョン>>

早く宿題を終わらせよう!って言ってもキバリンも終わってないけどね!