空を目指したトビウサギ

キバリです。更新は気が向けば。過去は二次創作東方話を書いていました。今は雑談多め。多分。

もこけね過去話 3

続きー

その日の夕方、人里の寺子屋の前。

「先生ーさようならー!」と言いながら寺子屋の生徒が門から出て行く。

私はそれを寺子屋の門の近くの壁に寄りかかって見ていた。

そして、生徒が全員出たかと思うと、慧音が門から出てきた。

慧音は、私がいる事に気が付くと、笑顔になった。

「妹紅さん!来てくれたんですね!」「ああ。」

その後、慧音に「私の家に来ないか?」と誘われ、私と慧音は慧音の家に向かった。

道中たくさん話をした。しかし、私はひとつだけ気に入らないことがあった。

「…なあ、そろそろ敬語、やめてくれないか?」「え?」「堅苦しくって…」

「分かりま…分かった。」慧音は少し不満そうだったが、敬語をやめてくれた。

 慧音は人里の中でたくさんの仕事をしている。一つは寺子屋の教師。

そしてもう一つは里の守護者として里を守ること。さらに、歴史の編纂もやっている。

慧音は普通の人間より能力が高く、頼られている存在なのだ。

私とは正反対。なのに何故私によく関わってくるのか。

「はいどうぞ。」「どうも。」慧音が入れてくれたお茶を啜りながら考えた。

しかし、その答えは出なかった。

 「もうこんな時間か…。」慧音が窓から外を見る。真っ暗だ。

「ならそろそろ帰るか…なぁ慧音。」「ん?」「…明日も来るな。」

「明日?いいけど――あっ明日は」「んー分かった!門の前で待ってるよ」

「え、ちょっと待て妹」「またなーーーっ」ピシャッ「……。」

慧音にまた会えると思うと、なぜか心がワクワクする。

 

―――不老不死。

それは、生きている者が最後に求める望み。

しかし、それは、絶望でしかないことに人々は気付かない。

 

これは昨日の分なので、もう一個出しまーす。