空を目指したトビウサギ

キバリです。更新は気が向けば。過去は二次創作東方話を書いていました。今は雑談多め。多分。

もこけね過去話 2

続きです。

 

竹林の中。

私は自分の家の前に立って、朝焼けの空を眺めていた。明日くらいに満月かな。

そう思いながら空を見続けていると、声がした。聞いた事のある声。

竹林に視線を戻すと、慧音がいた。両手には大きめの弁当箱が握られていた。

「朝食、まだですよね?一緒に食べませんか?」「え?」

慧音にいきなり誘われて驚いた。驚いたと同時に私の腹が小さくうなった。

慧音はクスリと笑い、「なら、食べましょうか。」と、弁当を広げ始めた。

そこには数々の手料理がぎっしり詰まっていた。

もう、ここまできたら断れないので、朝食を慧音と食べた。

食べながら、私は慧音に尋ねた。「…なぜここまで来た。」

「朝食を多く作りすぎてしまって…分けに来たんです。それに、

『一人で食べるよりも二人で食べたほうが美味しい』って言いますしね♪」

「…何故私と?」そう尋ねた途端に、慧音の顔が赤くなった。

「その…あなたに惹きつけられたのです…。」ちょっとまて、

これってプロポーズに近い発言だ。でも、私はあえてスルーした。そして、

「そうか…。ちょっとだけ嬉しいな。」と返しておいた。

慧音は空っぽになった弁当箱を片付けて、言った。

「そろそろ寺子屋に行かなければ。」「慧音って、教師なの?」

「はい人里の方で寺子屋の教師をしております。」「へえ…いってらしゃい。」

「はいっ!」そう会話して慧音は行ってしまった。私はあわてて言った。

「―――また会えるよね?」すると、慧音は遠くから、

「もちろんですよー」と返してくれた。

 

あと5くらい続きますよー