空を目指したトビウサギ

キバリです。更新は気が向けば。過去は二次創作東方話を書いていました。今は雑談多め。多分。

もこけね過去話 1

初めて小話書きます。見苦しいと思いますが、付き合ってあげて下さいorz

 

 私は化け物だ。

人々から嫌われて永久(とわ)を過ごす。

そんなつまらない永遠だと思ってたのに…。

 

 「あら?もうおしまい?」私の前で笑う黒髪の少女。私には声しか聞こえない。

痛みで目も開けない。「なら、最後の一発♪」彼女がそう言った数秒後、

体を襲う鋭い痛み。そこで、意識が途切れた。

 

 目が覚めた。まず映るのは家の天井。しかし自分の家じゃなかった。

「あら、気が付いたのですね。」聞きなれない声。

顔を声が聞こえた方向に向けると、そこには始めて見る女性の顔があった。

「…誰?」私がそう言うと、女性は名乗った。

「私は上白沢慧音と申します。竹林でたけのこを探していたところ、

 血まみれのあなたが倒れていたので、私の家に運んできたのです。」

どうもご丁寧にありがとうございます、と、私が返すと、慧音は

「どういたしまして。」と笑顔で言い、

「では、あなたについてはなしてください。」と私に言ってきた。

藤原妹紅。妖怪に襲われて気絶してた。」「そうですか…。あなたの家は?」

「竹林の中にある。」「ご家族は?」「遠い昔に死んだよ。」

「ということはあなたは竹林の中一人で暮らしているんですか?」

「ああ。悪いか?」慧音は少し驚いているようだ。まあ、所詮、私は

驚かれるも、嫌われもする者なんだから。慧音は深く息を吐いていった。

「――竹林の妖怪には気をつけて下さいね。」「……?」

慧音はそう言って立ち、台所へ行ってしまった。

私はしばらくぼーっとして気付いた。体中に包帯が巻かれている。

慧音が巻いてくれたようだ。…でも、こんなの巻かなくても傷なんてすぐ治るのに。

でも、私は包帯を取らず、何も言わずに家に帰った。

 

続く。